2023年現創展
同時開催特別企画
作品集

伊藤 崇人

絵本 Sturgisへの道

絵本 Sturgisへの道

町にはスティービーワンダーをはじめボンジョビ、クィーン、エアロスミスの音がはじけている。そんななかこのまちのバイク屋で働く一人の青年がサウスダコタ州にある人口約7000人のスタージスという町へ自分のバイクでツーリングする物語を描きました。

このスタージスという町では1年に1度だけ1週間にわたって開催されるモーターサイクルのイベントには世界中から1 00万台のバイクが集まります。 1938年にジャックパイン・ジプシーというバイクグループによって始められいま世界最大のモーターサイクルイベントに発展しています。

そこへ彼が旅をする 町を出て地平線しか見えないどこまでも続く道と大きな青い空と真っ白な雲の隙間をかいくぐりインデアンの居留地では大地の尊さを絵画に表現したものに驚き、自然を活用した岩肌の彫刻の美しさと大きさに感動 、町から町へつながる道は何もない荒野を抜けていく道中自分の生きざま 小さな自分を感じる。

そしてスタージスの町へ到着 小さな町には人とバイクであふれている数年ぶりにあう仲間の変わらない生きかたに感動と心温まる。出会いとそして次会う約束をしての別れ。これら一つ一つの行動が自分の生きてきた証そして自分自身の感性によってまぐあい作られていく事であり物語です。絵画作品の制作に関してもただ単にモノを描くのではなく 一つ一つの物事を掘り下げ方向性を見出したものを描くことが時にはあっても良いかと思います。絵描きさん<画家>はメッセンジャーとしての作品作りも大切かもね。色、形、音、そして空気感、とても大切なことだと思います。

塩川 晴美 〜探求の記憶〜

〜探求の記憶〜

〜探求の記憶〜

この度、企画展をさせていただき、ありがとうございました。良い機会となり、またとても良い記念になりました。

10 年程前までは黒い色合いを多く使っていましたが、最近は明るい色を使うようになって、見る人から最近幸せになった?と聞かれるようになりました。私自身は何も変わっていないのですが、歳を重ねて、視野が広くなってきたのだと思います。今までも下塗りは明るい色、上に色をのせても響かない色で描き、それを明度の低い色合いに変えて塗りこんでいましたが、最近は、この下塗りも活かしていいのではと思い始めたのが、明るい色を使うきっかけでした。

とはいえ、色を使い始めると配色は無限にあり、イメージは落ち着いた色相しか頭になかったので、だんだん暗くなって行く画面に溜息をつきながら悪戦苦闘する日々。それでも明るい色合いを使う楽しさが徐々に体に染み込み、作品になっていきました。

探求の記憶と題したのは、画面に色がついて変化して来た過程と、ペン画やパステル画の面白さ、奥深さも同時に感じていたので、小さい作品ではありましたが、一緒に展示させていただき、今迄の集大成を記憶として見て頂こうと思ったからです。

東京都美術館の中でその機会をいただけてとても嬉しくありがたい思いです。

これからも色々な表現を探しながら頑張って行きたいと思います。